法人向けレンタルパソコン比較┃失敗しない機種選びと費用確認について解説 2021.02.25

レンタルパソコン業者ではレンタル条件の細かな点がバラバラで精緻に比較し辛い内容になっているのではと思い、今回はお客様目線になって用途別に比較をおこないました。レンタルパソコンの比較をしている方の参考になれば幸いです。

(1) レンタルパソコン 比較┃期間とスペック別で見たおすすめ業者 5選

このパートでは、レンタルパソコンを利用するシーン別にレンタルパソコン業者の比較をおこなっています。

パソコンの利用シーンによって、どのようなスペックが望ましいかも含めて記載していますので、業務に合ったパソコンを探している方の参考になればと思います。

-1- 1泊2日、3日、7日間で使う最安なレンタルパソコン比較

ここでの業者比較では、利用シーンとしてイベント等で突発的に大量の入力業務で使用する場合、印刷された紙のデータをタイプしていく業務をおこなう場合などを想定しています。こういった場合はパソコンの利用期間やおこなう作業が明確に定まっているため、スタンダードなパソコンであればスムーズに利用できると考えられます。

その際大事になるのはパソコン台数の確保、価格、納期までの期間であり、それがレンタルパソコン業者に求められる条件と考えられます。そこでできるだけ低価格でレンタル可能な業者の選定と比較をおこないました。

レンタルPCのカメラなし版における1週間以内の価格比較

ここでのパソコンの詳細のスペックと内容です。レンタル期間は1泊2日~7日間までの内容で比較しています。

出来る限り同軸での比較をと思いましたが、期間想定以上に価格差があり期間やスペックで同等レベルのものを選定しております。

業者比較

上記の表はWeb上でも確認できます。詳細は以下リンク先よりご覧いただければと思います。

レンタルマーケット   、 PCらいふテクノレントレンタルAPEX  、 パソコンレンタル館APEX

-2- 1週間だけ使うWebカメラ・内臓カメラのレンタルパソコン 比較

こちらのレンタルパソコン業者比較では、お客様の利用シーンとして大規模なWeb会議・ビデオ会議でZoomを利用されるケース、またエクセルワード等も開きながら説明をおこなう等の業務をおこなう場合を想定しています。重要要素としては、内蔵カメラです。但し、ここでも価格重視で最低価格帯に該当するレンタルパソコンをピックアップしているので、パソコンのスペックやWebカメラの画素数が低い場合があるので、作業時にフリーズの可能性や、ビデオ会議・Web会議中の見辛さが出る可能性は否めません。

レンタルPCのカメラ有版で1週間の価格比較

詳細のパソコンスペックと内容です。価格帯を下げるとパソコンのメーカーや機種は選ぶことができない様で、空きのあるものをレンタルすることになるようです。CPUを見てみるとやはり、低いものが多く、ビデオ会議をおこないながら、オフィスを使う作業では不安が残ります。とはいえ、短期間だから乗り切れそうという方はおススメかもしれません。

レンタルPC カメラ有版 1週間の比較表

上記の表はWeb上でも確認できます。詳細は以下リンク先よりご覧いただければと思います。

e-TAMAYA  、 テクノレント 、 PCらいふ 、 レンタルマーケット 、 横河レンタ・リース

-3- 1ヶ月、ハイスペックなレンタルパソコン比較(テレワーク・リモートワークやオフィスで使うレンタルパソコン業者の比較)

こちらのレンタルパソコン業者比較ではお客様の利用シーンとしてテレワーク・リモートワークに伴うパソコン導入の追加、業務環境整備、環境整備・設備の変更、システム開発における常駐案件でのパソコンとして(エンジニアと共に増減)、コールセンター業務におけるパソコン導入(コールスタッフと共に増減)等があります。重要要素としては在宅でも安定した稼働を維持できるかという点です。在宅勤務ではWeb会議・ビデオ会議が増えます。そこに対応するためにはパソコンのスペックをあげ、業務に合わせていくことでフリーズ等をなくし、余計なストレスを軽減することが考えられます。

詳細のパソコンスペックと内容です。ハイスペックパソコンに分類されるレッツノートで比較しています。費用は上がりますが、いずれもどの業務でも問題なくこなせるスペックレベルと考えられます。

レッツノート業者比較

各社の詳細はリンクを入れさせていただいておりますので、ご確認いただきご検討材料にしていただけたら幸いです。

【レンタルPC】  、 e-TAMAYA 、 法パソ 、 カナテレンタル 、 レンタルAPEX 

-4- レンタルパソコン 期間やスペック条件を絞り込んだ比較のまとめ

同等期間・近しいスペック別で比較をおこないましたが、企業努力による価格の開きは大きいように思います。短期であれば即納性・1ヶ月を超えると価格のお得さや、安定したスペックで、サポートも含めて安心できる業者を選ぶのが望ましいと考えます。

ちなみに、今回ハイペックのパソコンとして選定したレッツノートは日経コンピュータ 「顧客満足度調査」2020-2021のノートPC部門にて1位を獲得している機種となるのでハイスペックとしてふさわしいパソコンといえると思います。(詳細は『日経クロステック』にてご確認下さい。

満足度調査

(2)レンタルパソコンの導入方法を比較┃リース、レンタル、購入、どれがお得?

パソコン導入において引っかかるのが、リース、購入、そしてレンタルという導入形態です。これらの導入方法をまとめると以下の表になります。

リース・レンタル・購入

パソコンは導入後のアフターサポートも重要です。その際、いかに早く対応してくれるかということですが、メーカーは非常に丁寧なサポートをおこなってもらえるも、時間がかかるのが課題です。

またリースでは間に入るかたちでサポートをおこなうので、結果は小売りあるいはメーカーのアフターサポートと同じとなります。レンタルでは商売上、レンタル業者自身がパソコン在庫を抱えていますので、代替え機を送ることで対応できます。

リースとレンタル

詳しくは、『リースよりもレンタルがお得。法人向けパソコンのかしこい導入方法!』の記事もご確認ください。

(3)レンタルパソコンのスペックを比較┃何を軸に選べばいいの?

ビデオ会議パソコン

パソコンをレンタルする際スペックを決める必要がありますが、良し悪しに迷うことも多いと思います。ノートパソコンで『ビデオ会議ができる』という内容で切り取って、必要スペックをあげれば、内臓・外付けカメラ、音声とマイク端子があれば、利用可能です。

しかし、広く捉えて『必要業務においてスムーズにビデオ会議がおこなえるパソコンはどれか?』ということになると、それだけでは満たされません。

-1- レンタルパソコン 職種別対応スペック表

分かり辛いスペックの話を少し横に置き、利用シーンと職種別にスペックを高低2分したものを出してみました。

職種とPCスペック

スペックの高低については、多くのリモートワーク・テレワークの方ではWeb会議・ビデオ会議のみをおこなうという方は少なく、並行してエクセルやパワポ、Googleクローム等のブラウザを開きながら業務を進められる方がいると思われます。

/WEB会議と資料

-2- レンタルパソコン導入後に潜む課題

導入後に頭を悩まされるのはパソコンのフリーズです。以下の図はパソコン利用時の3大課題です。

WEB会議とパソコンフリーズ

この不安を払しょくとなると、ハイスペックではメモリが16GBあるものが妥当です。

メモリ16GBを1つの基準としてパソコンのスペックや機種を絞り込むとスムーズになると思います。もちろん、業務詳細別やご担当者の方別でみていくと、求められる詳細のスペックは異なります。必要に応じてレンタルパソコン業者への問合せ・相談をされると望ましいです。また、フリーズ・ビジー状態の原因については『レンタルPC業者が伝える”パソコンが遅い”の原因と解決策』にてご確認いただけます。

今回はレンタルパソコンの比較について、業者別ランキング形式でみていきました。いかがでしたでしょうか?

似た内奥でも意外に価格差が大きいので、レンタルパソコン業者はしっかり選びたいものです。また、テレワーク・リモートワークでは移動や無駄時間が少なくなる一方でパソコンの接触時間は長くなりました。予算が許せば出来るだけハイスペックなものの方がストレス軽減にはつながるもの。この機会にハイスペックパソコンを選んでみると業務効率は高まっていくかもしれません。

是非各社のレンタルパソコンを比較ご検討いただけたらと思います。