レンタルパソコン の故障と思った時のチェック項目と対応策 2021.04.03

法人向け レンタルパソコン では使用中にハード面の不具合・故障と思われる症状も、実は使用方法や操作ミスに問題があるといったケースもあります。
新品ではなく レンタルパソコン だから不具合・故障を疑ってしまうのが心理かもしれません。
今回は弊社に寄せられるお客様からの問合せでよくあるご質問内容について、多い順にどの様な事例があるか、そして事前に知っておきたいチェック項目をみていきたいと思います。
(ビデオ会議ツール Zoom(ズーム)のダウンロード先URLについては最下部にご紹介しております)
もくじ
(1)レンタルパソコンのキーボードタイプ(入力)が出来なくなったとき
レンタルパソコンの 不具合・故障と思われる症状としてキーボードが反応しなかったり、思ったように入力出来なくなるということが多くあります。
キーボードの不具合・故障と断定する前に、症状の原因が不具合・故障によるものではないかを確認、解決出来る方法がいくつかありますのでご紹介します。
①原因
キーボードの隙間にゴミやホコリが溜まっている
上記の写真のようにキーボードの隙間にゴミやホコリが入り込み、溜まる事でキーボードを叩いても反応しなくなるという現象があります。
細かいゴミやホコリは徐々に蓄積され、気づかぬうちにキーボードの隙間で塊が大きくなっていきます。
②解決方法

レンタルパソコン のキーボードが反応しなくなった時などに解決方法として試すべきことは、キーボートの隙間に溜まったゴミやホコリの除去です。
除去の際、無理に爪楊枝やペン先など細いモノを使わず、カメラのレンズを手入れする際に使うブロアーやエアダスターを使ってホコリを除去しましょう。
吸ってホコリを除去するという意味では掃除機も使える?と思うかもしれませんが、お勧めはしません。
③パソコンのキーボード周辺は定期的な掃除が必要
業務中にキーボードに触れている人は多いはずです。
生活する部屋の掃除を怠ればあちこちにホコリが溜まり、綿のようになるのと同様、レンタルパソコンのキーボードの隙間も掃除をしなければいつの間にかゴミやホコリが溜まってしまいます。
気づいたらキーボードが反応しなくなり、ホコリがたくさん溜まっていた。といった事のないように日頃から定期的にキーボードをブロアーやエアダスターで掃除するように心がけましょう。
またキーボードには当然、細菌やウイルスの付着もあり得ます。
昨今の新型コロナウイルスの感染予防にもつながりますので、電源が入っていない状態でマイクロファイバークロスのモップやアルコールシートを使い、キーボートをきれいにしておくと、より良いでしょう。
導入すれば常にといってよいほど業務で使用するレンタルパソコンですので定期的に掃除をおこなえば、余計なトラブル・ストレスなく業務効率もあがるのではないでしょうか。
(2)キーボードのローマ字入力ができなくなった・おかしくなった
次にキーボード故障・不具合と思われる内容として入力がおかしくなったという症状、お問い合わせがありますのでコチラもチェック項目として紹介します。
下記の写真のように入力の際、アルファベットを押しても通常通り表示されず、赤字の数字が入力されるようなケース、お問い合わせがあります。
①原因
この症状は何かの拍子にキーボードが「ナムロック(ニューメリックロック)」の状態になってしまう事で起きてしまいます。
決して故障・不具合ではありませんので、落ち着いて対応しましょう。
②解消方法
キーボードがナムロックの状態になってしまった場合【Fn】+【NumLK】※[Fn]を押しながら[NumLK]を押す事で通常キーボードの状態に戻ります。
念の為【Fn】と【NumLK】の位置を下記の赤丸で記してありますのでご覧ください。
(3)電源コードを繋いでいるのに起動しない
次にバッテリーの充電時に関して故障・不具合と思われる症状についてご紹介します。
バッテリーのアダプタを接続してもすぐにレンタルパソコンが起動しないといった症状、お問い合わせが多くあります。
①原因
こちらも不具合・故障ではなくバッテリー残量がきっちりゼロになってしまった場合、充電をつないでもすぐに起動しないことがあります。
②解決方法
この症状に関して意外にどこにも載っていない事象ですが、弊社では見受けられました。
10分程充電をおこない、電源をつけると問題なく起動します。
バッテリーの残量が怪しくなってきたと思ったら充電するように心がけましょう。
(4)パソコンの再起動するとアラートが出る
「製品に同梱されているACアダプターをご使用ください」と表示される症状に関して
レンタルパソコンが※ハイバネーション(休止状態)の状態の時に、OSのアップデートなどを理由に再起動を求められるときがあります。
この時レンタルパソコンを起動すると以下のような内容が画面に表示されます。
製品に同梱されているACアダプターをご使用ください。
製品に同梱されているACアダプターをご使用の時にこのお知らせが表示された場合は、
ACアダプターがパソコン本体に正しく奥まで挿し込まれていない可能性があります。
一度レンタルパソコン本体よりACアダプターを抜いてから奥まで挿し直してください。何かキーを押すと続行します。
・解決方法
確認しても正しく奥までACアダプターが挿し込まれている場合はEnterキーを押す事で通常通り問題なく起動します。
この症状がハイバネーションによるものである直接的な原因ははっきりしていませんが、ハイバネーションから再起動をする際に確認されています。
本来チェック項目に入っていませんでしたが、このような症状がみられたので記載しました。
今後新たな情報があれば追記させていただきます。
※ハイバネーションとは使用していたPCのメモリをそのまま保存し、通電していない状態。復旧後はそれまでの状態で再開となります。
スリープとの違い:スリープ状態は電源を使用し、使用していたメモリも保存されずそのままの状態を保持する状態をいいます。
(5)Zoom(ズーム)が使えない
法人向けレンタルパソコンをご利用いただくお客様の目的として多いビデオ会議・WEB会議のツール「ZOOM(ズーム)」ですが、こちらの利用方法がわからないといったお問い合わせもあります。
誠に残念ながら、意外にも分かり辛いZoomのオフィシャルサイトです。
ここでは、解りやすく直ぐに使える、Zoomの使い方をお伝えしていきます。
①ダウンロードURLが見つからない
ZOOMアプリケーションのダウンロードは公式サイトから可能となっています。
上記テキストリンクはダウンロードセンターへ直通となっています。
②インストール方法が分からない
①で紹介した公式サイトのページにアクセスするとダウンロードのパターンが「Microsoft Outlook用」「IBM Notes用」などいくつかありますが、一般的なビデオ会議・WEB会議をおこないたい場合は「ミーティング用ZOOMクライアント」をダウンロードするとよいでしょう。
また、過去にZOOMの基本的な設定方法を記事にしておりますので、もっと詳しく知りたい方は過去に公開しております「レンタルPCで利用するZoomの基本的な使い方・設定方法」にて解説しておりますのでご覧ください。
レンタルパソコン の不具合・故障?と思ったらまず確認を
今回役立つものです。
是非これを読んだら周囲へ伝えてみて、声がけ確認をしておくと余計なストレスから解放されるかもしれません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。