レンタルパソコンで使える労務管理ツール 7選 2021.06.12

新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、ビジネスモデルの転換も必要となってきました。転換に合わせてITツールの導入を目指しているところも多いでしょう。レンタルパソコンとともに導入するツールとして、労務管理ツールがあげられます。
生産性にも直結する大事な業務でもあり、ワークライフバランスの改善も目指すためには重要なツールです。ポイントは必要な機能を持っているかであり、効率的な導入を目指しポイントを押さえなければいけません。
今回は、レンタルパソコンと合わせて導入される労務管理ツールについて説明をした上で、おすすめの労務管理ツール7選をご紹介していきます。
もくじ
労務管理ツールとは?
まず労務管理ツールを一言でご説明すると人事の労務管理業務を丸ごと担うITツールの事です。業務内容の具体例としては社会保険や福利厚生の加入管理や労使管理、給与管理等の業務があります。従来のやり方ですと各従業員ごとに紙の書類を作成して役所等に提出し保管というのが大まかな流れですが、電子化することにより大幅な事務作業軽減を実現してくれるのが労務管理ツールなのです。
労務管理ツールの導入メリット
労務管理ツールの導入は重要ですが、大事なことはメリットがあるかしっかり見極めることが必要です。労務管理システムの導入においての最大のメリットは、なによりも業務の効率化にあります。
書類の作成は、人事にとって仕事の大半を占める業務です。作成業務を紙媒体から電子化することで、転記作業や受け渡し、差し戻しなどの作業が簡略化し、効率化します。
よくありがちな記入漏れなどヒューマンエラーも少なくなり、業務の効率化が進むのです。効率化を推し進めれば、人事の負担が軽減します。
電子化したことで、紙媒体で必要だった郵送などの手間や手配が削減され、質疑応答などもオンラインで手早くできるでしょう。必要な情報の検索も簡単にできます。書類の管理の手間も大幅に減り、場所も取りません。
労務管理ツールを選ぶ3つのポイント
レンタルパソコンとともに新しいツールを導入する以上、どこまで使えるのか、選ぶポイントをはっきりさせなければいけません。
ポイントを大きくまとめると以下の3つとなります。
①どこまでが対応範囲なのか
作業効率を上げるために、どこまでの範囲が対応できるのかが重要なポイントです。まずは社内の労務管理業務の洗い出しを行い、ツールでどこまで対応が可能なのかしっかり確認する必要があります。
②他のシステムとの連動制
入力システムとして、ほかのシステムと連動できるかも抑えなければいけません。労務管理だけをシステム化するだけではなく、既存の給与計算システムなどとの連動も重要なポイントになるからです。
③サポート体制
サポート体制の確認も重要です。サポート体制がしっかりしていれば、なにかわからないことがあっても時間をかけずに仕事を進められます。悩むよりもサポートを受けられる体制のほうが重要なのです。
以上のポイントを踏まえつつレンタルパソコンで使えるおすすめの労務管理ツール7選をご紹介させて頂きます。
レンタルパソコンで使えるおすすめ労務管理ツール 7選
(1) jinjer労務(ジンジャー労務)
特徴
人事データだけではなく、進捗管理も見ることができるツールです。社会保険の各種手続きがオンライン化しており、すべてWeb上でできる特徴を持っています。手続きなどを可視化するのに役立つToDoやスケジュール管理もできるため、ヒューマンエラーを防止できるツールです。料金プランがシンプルなのも、レンタルパソコンとともに導入しやすいポイントになるでしょう。ほかにもさまざまなツールが用意されているため、連携がしやすいところも選びやすいメリットです。
料金プラン
(画像出典:jinjer労務(ジンジャー労務)ウェブサイト)
(2) sai*reco(サイレコ)
特徴
人事組織はいつでも万全というわけではありません。そこでsai*reco(サイレコ)は、好調時の組織体制や状態を振り返れる機能を持っています。移動などの組織シミュレーションもできる機能がポイントです。人事面に特化した内容で、申請や情報更新、給与明細といった定型的な業務も自動化できます。ただし、導入にはかなりの費用が掛かかり、月額費用やシステムメンテナンス費もあるため、従業員の人数がある程度多いことが求められるツールです。
料金プラン
(画像出典:sai*reco(サイレコ)ウェブサイト)
(3)SmartHR(スマートHR)
特徴
労務管理に特化しているツールです。名前の通り、スマートな構成となっているため、直感的に使えるところが特徴です。マイナンバーやほとんどの健康保険にも対応しています。
ToDoリストや書類の印刷代行サービスもあるため、小規模の企業でも導入しやすい内容です。30名までは無料プランがありますし、15日の無料お試しも付いているため、使いやすい料金設定といえるでしょう。
料金プラン
(画像出典:SmartHR(スマートHR)ウェブサイト)
(4) HRMOS(ハーモス)
特徴
企業の戦略人事をサポートするクラウドツールであり、直感的に利用できる設計が特徴です。必要とする機能はオールインワンで装備しているのが強みであり、データベースと連動させます。これを独自のAIがフィードバックしたりサポートしたりするため、スムーズに導入できるツールです。業務を一元化できるところも効率化のメリットであり、可視化・分析も進められ、さまざまな面で戦略性を高められます。
料金プラン
※料金については公表がなく見積請求が必要。
(画像出典:HRMOS(ハーモス)ウェブサイト)
(5) 楽楽労務
特徴
人事の情報は複雑になりがちですが、この処理をスムーズにしたいと考えているときにぴったりのツールです。必要手順をリスト化してくれるため、人事経験が少ない人でもヒューマンエラーを減らせます。
入社や退社の手続き書類の自動作成などもあり、ミスを最小限に抑えられる作りです。サポートが充実しており、クラウドサービスとしてセキュリティにも重きを置いているため、安心して使えるところも導入しやすいでしょう。月額費用も抑えられます。
料金プラン
(画像出典:楽々労務ウェブサイト)
(6)イージアZero(イージアゼロ)
特徴
社会保険業の業務効率を一気に推し進められるツールです。給与計算システムやマイナンバーシステムとの連携もあり、簡単に電子申請もできます。ほかにもさまざまな手続きをスムーズにできる作りになっており、これまでかけていた時間を削減し、別の業務に振り分けられるでしょう。社員に必要情報を自分で入力させたいといったときにもぴったりで、人事の手間を軽減できるツールにもなっています。無料の料金プランはありませんが、人数制限などはありません。
料金プラン
(画像出典:イージアZeroウェブサイト)
(7) 人事労務freee(人事労務フリー)
特徴
これまでばらばらになっていた勤怠管理や給与計算、年末調整などを同じプラットフォームで管理できるツールです。操作もわかりやすく作られており、入力フォームから進めるだけで済みます。データベースとして機能を発揮させることで、多くの情報を一元管理させて強力に効率化ができるのも特徴です。小規模の企業でも使いやすい料金プランが用意されているところも、IT導入補助金とともに利用しやすいツールになっています。
料金プラン
(画像出典:人事労務freeeウェブサイト)
IT無料体験を活用して失敗なく導入する
これまで労務管理は紙媒体で行われることが多かった業務です。社内の書類だけでも大量になる上に、提出書類も専用の用紙や様式で作らなければいけないことも多々ありました。
これが人事業務の効率化のためには足かせになっていたのは確かです。レンタルパソコンとともに労務管理ツールを導入するのならば、効率化を目指せるツールにならなければいけません。
しかし、自社のニーズに合ったものを選ぶのは簡単とは言えないでしょう。ニーズが高まる部門ではありますが、いろいろなツールが出てきているため、比較してみることが大切です。
無料体験を活用して、実際に経験してみるのも方法といえます。使い勝手やサポート体制に関しても見えてくるため、いざというときにも困らないツールを選んでいきましょう。