パソコン教室の立ち上げに必要な資格は?必要な費用や準備について解説 2022.06.23

最近では、子どもの教養としてプログラミングが学べるパソコン教室が人気です。

ますます需要の増えるパソコン教室を、ご自身で立ち上げたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、パソコン教室の立ち上げに必要な資格や費用、準備について解説します。

パソコン教室の立ち上げに必要な資格・スキルはある?

パソコン教室を立ち上げるだけなら、必要な資格はなく、誰でも開業が可能です。

ただし、レッスン内容に則した資格を取っておくと、生徒に信頼感を与えることができるでしょう。

  • ・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
  • ・Wordスペシャリスト資格
  • ・PHP技術者

など、WordやExcelに関する資格や、プログラミングの言語毎に認定資格があります。

比較的簡単な資格もあるので、立ち上げ前に取れるなら積極的に取得していきましょう。

パソコン教室の立ち上げに必要な費用

パソコン教室の立ち上げには初期費用が必要ですし、運営費用も考えなくてはいけません。

では、それぞれの費用相場はどのくらいになるのかを考えていきましょう。

初期費用

パソコン教室の立ち上げにかかる初期費用は、個人開業かフランチャイズ開業かによって変わります。

  • ・個人開業:30万〜100万円
  • ・フランチャイズ開業:50万〜200万円

費用の中で最も費用がかかるのが、物件取得費・改装工事費です。

パソコン教室として機能する内装にするなら、50万円〜100万円かかる場合もあるでしょう。

自宅の一部を教室として利用するなら0円になるので、初期費用を大幅に抑えることができます。

また、フランチャイズ開業だと、加盟金・保証金・教材費が発生するので、個人で立ち上げるより割高になるかもしれません。

さらに、どちらの開業方式も収容を想定している人数分のパソコンを用意しなくてはいけません。

少人数ならさほど問題ありませんが、10人以上を収容する場合は、その分の購入費用がかさむことを理解しておいてください。

運営費用

パソコン教室を開業してからかかる運営費用の項目は以下の通りです。

  • ・家賃(賃貸料)
  • ・光熱費
  • ・通信費用
  • ・広告宣伝費
  • ・パソコンレンタル費用
  • ・ロイヤリティ

上記を計算すると、およそ5〜50万円になります。

初期費用同様、自宅の一部をパソコン教室にするなら運営費用を大きく抑えることが可能です。

パソコンを購入ではなくレンタルで利用する場合、1台につき5,000円〜10,000円/月かかります。

フランチャイズ開業に限り、ロイヤリティが発生する点も含めて予算の確保をしておきましょう。

パソコン教室の立ち上げに必要な準備

パソコン教室の開業自体は簡単にできますが、運営に必要な準備がいくつかあります。

では、どのような機材や設備が必要かを見ていきましょう。

教室となるスペースの確保

まずはパソコン教室となるスペースの確保です。

最近ではオンラインでパソコン教室を展開しているところもありますが、対面で行う場合にはスペースが必要になります。

何人収容する予定なのか、パソコンと人が座るスペースを考えて確保しましょう。

開業届の提出

事業を行う場合には、必ず税務署に開業届を提出しなくてはいけません。

個人事業主の場合は「個人事業の開業・廃業等届出書」、法人の場合は「法人設立届出書」
を提出してください。

どちらも税務署あるいは市区町村役場で貰うことができ、国税庁のHPにて書面のダウンロードも可能です。

レッスン内容・料金の設定

パソコン教室でどのようなレッスンをするのか、料金の設定もしておかなくてはいけません。

レッスン内容では、具体的にどのような技術が学べるのかを明記しておく方が、悩みを抱える方の目に留まりやすくなります。

また、料金の設定は1レッスン何分でやるのかもあわせて記載しておきましょう。

生徒及び自身が使用するパソコン

一度に何人の生徒に向けて授業をするのかによって、用意するパソコンの台数が変わります。

中には生徒さんが用意したパソコンでレッスンを行う教室もあるので、その場合には自身のパソコンのみ用意しておけばいいでしょう。

また、パソコンが故障する可能性もふまえると、予備のパソコンを準備しておいた方が生徒さんも安心です。

使用するパソコン+予備のパソコン1〜2台は確保しておきましょう。

必要なソフト・アプリ

Microsoft Office系のツールを使うなら、使用するパソコンにインストールしておかなくてはいけません。

プログラミング系や動画編集系のレッスンでも、相応のツールやアプリが必要です。

有料のソフト・アプリを使う場合は、月額利用料・パッケージ購入費を含めてのレッスン料金を設定しましょう。

パソコンの大量導入ならレンタルがおすすめ

初期費用をできるだけ抑えてパソコン教室を立ち上げたい方も中にはいるでしょう。

その場合、パソコンを購入ではなくレンタルにすると、初期費用を抑えることが可能です。

また、パソコンのレンタルは大量導入にも向いています。

パソコンの大量購入は初期コストが大きくなり、経費も減価償却として計算しなくてはならず大変です。

しかし、パソコンレンタルなら月額一定の費用で導入でき、なおかつ全額経費として計上できます。

経理の方がいないと特に減価償却の計算は手間になるので、パソコンを大量導入するならレンタルを推奨します。

まとめ

今回はパソコン教室の立ち上げに必要な資格・費用・準備について解説しました。

パソコン教室の立ち上げには資格は不要ですが、生徒さんの信頼のためにレッスンに合わせて資格を取得しておくのも有効的です。

生徒さんを獲得するためにも、スムーズな立ち上げと効率のよい集客を目指してみてください。

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