パソコンの品薄状態はいつまで続く?値上がりした理由・対策法を紹介 2022.06.14

新型コロナウィルス感染拡大の影響により、2021年からゲーム機や自動車だけでなく、パソコンの品薄状態が続いています。

2022年現在でも現状は変わっておらず、品薄状態はいつまで続くのか不安になっている方もいるでしょう。

本記事では、パソコンの品薄がいつまで続くのか、値上がりした理由について解説していきます。

パソコンの値上がり続く4つの原因

パソコンの値上がりが続くのは、主に内部で使用されているGPUなどの半導体の生産不足が影響しています。

では、なぜGPUが生産不足となっているのか、その原因が大きく4つあるので、それぞれ見ていきましょう。

新型コロナウィルス感染拡大による生産不足

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、多くの工場が人員を制限あるいは閉鎖されました。

半導体の約87%が台湾・韓国・中国で生産されているため、該当国が生産中止や輸出を制限されることで、半導体の生産ラインも滞り、需要と供給のバランスが崩れてしまったのが1つの原因です。

マイニング需要の増加

仮想通貨の流行で、マイニングのために高性能なGPUを必要とする人が増えたのも、パソコンが値上がりした原因です。

特に、仮想通貨の1つであるイーサリアムは、2020年10月時点では4万円台だったものの、2021年1月末には14万円になりました。

このように、仮想通貨による高騰の影響で、マイニングをする層が増え、GPUやグラフィックボードを買い占め始め、パソコンが品薄状態になったと考えられます。

さらに厄介なのは、ビジネスで使用するパソコンは、一般的に1台あるいは必要台数購入すればその後追加で必要としません。

しかし、マイニングでは高性能なGPU搭載のパソコンがあればあるほど収益を生みます。

そうなると、GPUが発売されるたびに追加で購入する方が続出するので、需要が減らずに値上がりは継続しやすくなるのです。

ゲーム業界の盛り上がりによるPC需要増加

近年e-Sportsが勢いを増し、日本国内のゲーム業界もこれまでにない盛り上がりを見せています。

快適な環境でゲームをプレイするには、高スペックなゲーミングPCが必要です。

そうなると、自然とGPUやメモリなどのパーツやパソコン自体を必要とする方が多くなり、品薄状態が緩和しにくくなります。

また、新型コロナウイルス感染症拡大予防策として、自宅で自粛する方が多くなり、ゲームを始めるよい機会になったのも原因です。

円安の影響

現在の景気では、円安が続いており、パソコンに使用するパーツを輸入する際の価格帯も高騰しています。

そのため、自然と販売価格も値上がりし、消費者にとっては苦しい現状が続いているのです。

円安は永遠と続くわけではなく、次第に緩和されるものの、現状ではまだ継続する予測がされています。

パソコンの値段は今後値上がり傾向に?

上記の理由から、半導体が不足することによって、パソコンが実質値上がりになるニュースも日本経済新聞で取り上げています。

実際に世界で半導体のシェア率54%を誇る台湾のTSMCが、2021年に最大20%の値上げを実施すると発表していました。

また、値上げの期限としては2022年まで続くとされており、現在でも以前までの価格に戻す発表はされていません。

パソコンの品薄はいつまで続くのか

パソコンの品薄は一体いつまで続くのでしょうか。

アメリカのIntel社CEOであるPat Gelsinger氏は、半導体不足の影響は2023年まで続くと見通しを示していますが、AMD社のCEO、Lisa Su氏によると、2022年の上半期には多少和らぐとの見解を示しています。

上記のような見解、これまでの状況を考慮すると、2022年中はパソコンの品薄、値上がりしている状況は続くことが予測できます。

価格に影響されずパソコンを調達する方法

パソコンが品薄状態により価格が高騰していても、企業によっては近日中に調達しなければならないケースもあるでしょう。

市場価格に影響されずにパソコンを調達するのであれば、レンタルするのがおすすめです。

パソコンをレンタルすることで、業者がすでに調達したパソコンを使用するので、利用料は現在の市場価格に影響されません。

また、毎月定額での利用なので、初期費用を抑えることも可能です。

まとめ

今回は、パソコンの品薄状態はいつまで続くのか、値上がりした理由について解説しました。

パソコンの品薄は半導体の生産不足が原因です。

現状だと、2022年中まで品薄状態は続き、2023年ごろに落ち着いてくると予測されています。

以上の点をふまえると、

  • ・値上がりしたパソコンでも購入する
  • ・品薄が落ち着くまでパソコン調達を我慢する
  • ・パソコンレンタルで市場価格に左右されず調達する

上記3点の選択になるでしょう。

自社にとって、どの選択が最適かを考えて行動していきましょう。

なお、パソコンをレンタルする場合、当サービス「レンタルPCネット」がおすすめです。

月額5,500円〜利用できるので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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