コロナ蔓延によるテレワークや在宅ワークの促進におけるレンタルPCの役割 2020.08.24

弊社の法人向けレンタルパソコンは非常にありがたいことに、今年の2月からお問合せが増加しておりますが、そのきっかけとなったのがテレワークや在宅ワークの普及にあります。
今回、テレワークや在宅ワークがどの様に移り変わっていったのか振返ってみていきます。
もくじ
①コロナによりテレワークや在宅ワークの認知が増えた法人向けレンタルPC
コロナによる在宅ワーク数の伸びについて
コロナによって在宅ワークを実施する企業は右肩上がりで伸びており、Dellテクノロジーズが6月から7月にかけて行った調査では具体的な伸び率が確認できます。
新型コロナウイルス感染拡大前の1月の25.1%から38.8ポイントアップの63.9%、約2.5倍にも増えていることが分かりました。
(引用元:デルテクノロジーズ「IT投資動向調査追跡調査」)
多くの人に認知されていると同時に、働く環境や仕事とコミュニケーションへ非常に大きな影響を与えていることが、その数字からも伺えます。
どんなところが、どのように取り組んだか
上述した調査は中堅企業が対象でしたが、大手企業も進んでテレワークに取り組んでいます。
むしろテレワークに関しては以前より制度化していた企業もあり、そういった企業ほどスムーズに移行できています。
【テレワーク導入した主な大手企業】
・日産自動車
・資生堂
・日本航空(JAL)
・リクルートホールディングス
・カルビー
・パソナグループ
基本的には在宅勤務ですが、通勤をする場合は混雑する時間帯を避ける『オフピーク通勤』体制を取っています。
業務の円滑化や従業員の不安・ストレスを減らすためにも、情報共有もよりタイムリーにするよう各社工夫をしています。
例えばパソナグループでは予防法や仕事の悩みを解決する「新型コロナウイルス感染症 総合対策サイト」を開設。
テレワーク導入を検討中の都内の中堅・中小企業等およそ1000社に、テレワーク用の端末を配布しています。
在宅ワークの評価
テレワーク・在宅ワークを実施してみた方たちはどのような感想を持っているのでしょうか。
実際に株式会社リクルート住まいカンパニーが調べたアンケートでは、以下のような結果になっています。
●コロナの影響でテレワーク(リモートワーク)を始めた人は81%
●今後もテレワーク継続したい人の割合は全体で84%
●「働いている時間の30%~50%実施したい」割合が22%で最も多い
引用元:「新型コロナ禍を受けたテレワーク×住まいの意識・実態」調査
全体的に在宅ワークに関する声はポジティブなものが多く、恩恵を享受しつつも「いかにデメリットをカバーしていくか」が課題になってきます。
例えば集中できるスペースづくりや気分の切り替えといった点が挙げられます。
②テレワークや在宅ワークの促進に伴い労働環境整備が進んだ
コロナの登場によってテレワーク・在宅ワークへのシフトが、多くの企業によって実施されました。
職場での労働から自宅での労働に切り替わる中で、どのような施策がなされたのかを解説していきます。
在宅ワークに必要なデスクやイスも補助対象
労働環境の整備においてまず必要になるのがパソコンやウェブカメラ、そしてデスクやイスといった、オフィス用品です。
各企業は素早くテレワーク・在宅勤務へ移行するための手当や補助金を支給しています。
【在宅勤務の環境整備の手当を行った企業】
ランサーズ | 「リモートワーク手当」 | 3万円 |
メルカリ | 「在宅勤務手当」 | 6万円 |
電通 | 「リモートワーク支援金」 | 8万円 |
5月末の緊急事態宣言以降からリモートワークを、推奨から強制にする企業の割合が増えたことも関係しています。
デスクトップからノートPCへの切替
新型コロナによってパソコンの販売が急増したため、SNSでもパソコンをはじめとするテレワーク周辺機器の在庫切れを嘆く声が多く見られました。
https://twitter.com/tokiwashin/status/1297078947465764865
特に外に持ち出せるノートパソコンの需要は多く、オフィスに据え置くデスクトップPCからノートタイプに切り替える人も多くいます。
実際Dellやdynabook、MacBookを販売するAppleなどの公式ホームページで納期遅延が発表されています。
弊社でも取り扱っているPanasonic「レッツノート」シリーズもほとんどが在庫切れとなっています。
レンタルパソコンの需要も高まる
メーカーの出荷するノートパソコンの入荷時期がハッキリしないため、「すぐにでも手元に欲しい」というニーズはレンタルパソコン市場へも影響を強く及ぼしました。
実際に弊社でもたくさんのお問い合わせを頂いており、5日以内の配送からサポートサービスまで提供しております。
WEBカメラやマイクの需要増
「テレワークをしたいけどデスクトップPCしかない」「ノートパソコンはあるけど内蔵カメラの性能が悪い」こういったニーズも増えています。
そこで既存のデバイスに別途WEBカメラやヘッドセット、マイクを買い足してテレワークの環境を整備している人も少なくありません。
モバイルwifiルータも需要増加
自宅以外の場所(カフェやコワーキングスペースなど)でも作業する人が増え、それに伴いモバイルWifiのルーターも需要が増加しました。
これは日本だけでなく世界的に起ききていることで、OpenSignal社の調査によると「通常夜間に増えるWifiの通信量が、昼間と大差がなくなった」ということが分かっています。
引用元:Mobile Experience during the COVID-19 pandemic
また、携帯型だけでなく回線工事不要の据え置き型Wifiの需要も増えていますが、規定以上のデータ通信をすると速度制限がかかってしまうサービスもあります。
そのため固定回線開通までの期間限定で、レンタルのルーターを使う人も増えています。
③テレワークや在宅ワークは様々な箇所で
テレワークは民間事業者はもちろんのこと、官公庁や記者会見においても利用されるなど、日が経つに連れて広がりを見せています。
2019年4月から施行がはじまっている働き方改革関連法案も相まって、今後は新しい働き方・生活様式が当たり前となっていきます。
テレワークが定着することで働き方の選択肢が増えていき、それぞれが自分の生活スタイルを選べるようになる時代はもうすぐそこまで来ているんですね。
まとめ
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
弊社では持続可能な事業展開を目指し、Panasonic レッツノートのレンタルパソコン事業をおこなっています。
もしよろしければ、こちらのご利用について、ご検討いただけると幸いです!