レンタルパソコンで使えるビジネスチャットツール5選!Slack・ChatWorkなど無料のおすすめルーツも 2021.05.28

新型コロナウイルスを背景に、テレワークやリモートワークを導入する企業が急速に増えました。
そして、社内・社外問わずコミュニケーションツールとして、「ビジネスチャットツール」が欠かせないものになっています。レンタルパソコンをご利用いただくお客様でも、チャットツールは必須として導入される方が増えています。
しかし、ビジネスチャットには様々な種類があり「どれを選べばいいんだろう?」と悩む方も多いでしょう。
そこで今回は、利用者が多く、国内で人気の5つのチャットツールをピックアップし、それぞれの特徴について解説いたします。(上記の表では無料で使えるビジネスチャットツールは4つとなっております。)
最後には「どのような企業」に、どのチャットツールがおすすめかもご紹介。ご自身の会社に合ったチャットツールを使うことで、業務効率を上げるだけでなく、円滑なコミュニケーションにも繋がりますので、試しながら選びましょう!
(1)ビジネスチャットツールとは?
ビジネスチャットツールとは、ビジネスシーンで社内外問わず連絡を取り合うことができるコミュニケーションツールです。
プライベートのチャットツールで例にあげると、LINEやFacebook Messengerが同様の機能を持っています。こちらは利用されている方も多いのではないでしょうか。
では、ビジネスとプライベートだと何が違うの?と疑問に思う方もいるでしょう。大きな違いは、ビジネス用とあって基本のチャット機能に加え、タスク管理やファイルの共有・管理がスムーズに行える点です。
ビジネスチャットツールをうまく使うことで、共有漏れや認識のズレなどを防ぐことができ、仕事の効率化を図ることができます。
(2)メールとの違いは?
これまでビジネスコミュニケーションツールといえば、メールや電話が主流でした。
メールは、件名・挨拶・要件・締めの言葉など、手紙を書くようなマナーがあります。メールだと丁寧な印象を与えることができるため、目上の方や、社外の方には向いていますが、「返事は書けるタイミングで書く」というのが基本スタンスです。
また、対話型や複数の異なる内容についてやりとりするとなると、引用を使って返事をすることもあり、面倒に感じることもあるでしょう。
一方で、チャットツールでは要件だけを送り合ったり、すぐに確認したりと、リアルタイムでやりとりしやすいという特徴があります。会話のようなテンポでメッセージを送ることができるため、日常業務を効率化できることが最大のメリットです。
メールからチャットツールに移行する企業はもちろん、社内と社外で使い分ける企業も増えてきています。
(3)主流のチャットツール5選のご紹介
現在、世界中で数多くのチャットツールが利用されています。その中でも、日本国内で人気のチャットツールは以下の5つです。
それぞれの特徴を紹介していきますので、「どれが自分の企業に合うかな?」とイメージしながら、見てみてください。
①Slack(スラック)
SlackはアメリカのSlack Technology社が開発したチャットツールで、世界シェアナンバーワンを誇っています。
個人や組織・プロジェクト・顧客別など、自由に「チャンネル」を設定することができ、ファイルのアップロードから共有まで簡単に行なえます。
また、拡張性にも優れており、Google DriveやDropboxなどを追加可能。機能をカスタマイズすることで、さらに使いやすくなる点がメリットです。
しかし、多機能な分、使いこなすまでに慣れが必要になるでしょう。有料プランの値段は他社ツールと比較すると安くはないことがデメリットです。
Slackの画面イメージ
(画像出典:Slackウェブサイト)
Slackの料金プラン
(画像出典:Slackウェブサイト)
②Chatwork(チャットワーク)
Chatworkは、国内利用者数No.1で日本企業が開発したチャットツールです。
Slackと比較するとカスタマイズや拡張性は劣りますが、ITツールが苦手な方でも簡単に使いこなすことができます。
例をあげると、Slackの場合はチャンネルを作成する必要がありますが、ChatworkはIDやメールアドレスで検索し、コンタクト申請・承認するだけでやり取りができるようになります。
また、ビデオ・音声通話やタスク管理もチャット画面からすぐにできるので、使いやすさは抜群です。
Chatworkの画面イメージ
(画像出典:Chatworkウェブサイト)
Chatworkの料金プラン
(画像出典:Chatworkウェブサイト)
③LINE WORKS(ラインワークス)
ビジネス版に機能が拡張されたLINEが「LINE WORKS」です。
使い勝手は通常のLINEと同様のため、スマホで連絡を取ることが多い方にとっては使いやすいでしょう。
特に特徴的な機能は、グループの誰が見たか、見ていないかを確認できる既読機能や、ビジネス現場に合わせたセキュリティ設定が可能なことです。(既読機能について、SlackやChatworkには備わっていません。)
その他にも、普段使っているスタンプ機能なども使えますので、極力ITツール導入のハードルを下げたい企業には特におすすめです。
LINE WORKSのチャット画面イメージ
(画像出典:LINE WORKSウェブサイト)
LINE WORKSの料金プラン
(画像出典:LINE WORKSウェブサイト)
④Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)
マイクロソフトが開発したチャットツールですが、機能はチャットだけではありません。
特筆すべき点は、WordやExcel、PowerPointといったOffice365と連携できることです。チャット画面上で、各種Officeソフトを共同で編集することができるので、チームでプレゼン資料の作成などができます。
すでにOffice365を導入されている会社は、プラン内にTeams機能が含まれているので、ぜひ活用していきましょう。
Microsoft Teamsの画面イメージ
(画像出典:Microsoft Teamsウェブサイト)
Microsoft Teamsのファイル共有イメージ
(画像出典:Microsoft Teamsウェブサイト)
Microsoft Teamsの料金プラン
※Office 365 を利用している場合は、既に Teamsがプランに含まれていますので、追加料金なしですぐに使い始めることができます。
⑤Workplace(ワークプレイス)
WorkplaceはFacebookが提供しているチャットツールです。Workplaceには無料プランがなく、1ユーザーあたり月額$4(約450円)の利用料金が発生します。
Facebookの管理画面や仕様をそのまま活用しているため、Facebookをよく使う方にとっては導入のハードルが低いでしょう。
Facebookとの違いは、社内メンバーの投稿がリアルタイムで誰でも閲覧できること、社内外のメンバーとグループを作成して案件ごとに管理・共有ができることなどがあげられます。
また、ビジネスで使ううえで特に重要なセキュリティ性も高くなっています。
その他にも、追加料金を支払うことで機能の拡張が可能です。業務効率のアップを図ることができます。
Workplaceの画面イメージ
(画像出典:Workplaceウェブサイト)
Workplaceの料金プラン
(画像出典:Workplaceウェブサイト)
(4)どのサービスを選べばいい?
ビジネスチャットツールは、自分だけが導入しても全く意味がありません。そのため、コミュニケーションをよく取る相手のことを考えて選ぶ必要があります。
個人でお仕事をされている方は、相手に合わせてチャットツールを使用することで、円滑にコミュニケーションを取ることができるでしょう。
ここでは、どんな会社にどのタイプのビジネスチャットがおすすめか選びました。ぜひ参考にご覧ください。
Web制作・システム開発会社・海外でのやりとりがあるならSlack
Slackでは相手がオンライン状態かどうかが表示されます。こまめな進捗確認や急な対応を求められることが多い業界では、便利な機能のひとつです。
また、複数の案件やプロジェクトを同時進行している場合が多いため、案件・プロジェクトごとに管理・共有ができることもメリットといえるでしょう。
また、海外スタッフとのやりとりを頻繁に行なう会社は、世界シェア率が高く、広く普及しているSlackがおすすめです。
ITリテラシーが高くない社員がいるならChatwork
Chatworkは操作や機能がシンプルで非常に使いやすいため、ITツールに抵抗がある方が多い企業におすすめです。
また、国内利用者も多いため、社内・社外問わずスムーズにコミュニケーションを取ることができるでしょう。
移動が多く、PCよりスマホで仕事をするケースが多いならLINE WORKS
LINE特有の既読機能で、相手が投稿を確認したのかを判断できるため、情報の共有漏れなどを防ぐことができます。
また、会社ごとにセキュリティの設定ができるため、オンラインでのやりとりに制約がある会社にとっては、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
Office系ソフトを多用する会社はMicrosoft Teams
Office365を導入しており、WordやExcelなどのソフトを頻繁に使用しているのであれば、Microsoft Teamsがおすすめです。
Office365で資料を管理しながら、共有・編集ができるのは、他のチャットツールにはできない強みといえます。
全社共有や部署の垣根を越えた共有事項が多いならWorkplace
Facebookのようにタイムラインで情報を流すことができるため、気軽に「いいね!」やコメントをすることができます。
また、表示させるタイムラインをカスタマイズすることができるのも魅力です。会社内で共有事項が多い場合や、部署間の垣根を越えてコミュニケーションを取りたい場合は、Workplaceがおすすめです。
ビジネスチャットは無料プランでお試しを
人気なものから有名なものまで、5つのビジネスチャットツールをご紹介しました。
どのビジネスチャットツールも、無料プランと有料プランが用意されていることがほとんどです。まずは無料プランからスタートし、使い勝手を確認することをおすすめします。
また、取引先に合わせて複数のチャットツールを利用されている方もいます。1つのチャットツールに縛られるのではなく、その先にある円滑なコミュニケーションを目的として、柔軟にチャットツールを選びましょう!
また、レンタルPCネットでは、今回ご紹介したチャットツールが使用できるパソコンのレンタルも行っています。ぜひご活用ください。